フォルダやごみ箱などのアイコンを右クリックしたときに出るメニューに、 Susie/Catalog や Susie/SlideShow という項目が追加されています。 これらの項目を削除したいのですが、Susie の「設定」→「関連づけ」 の所では削除できないようです。どうすれば良いでしょうか？。

これらの項目は、Susie の「設定」→「関連づけ」の所で、「フォルダ」 というチェックボックスにチェックを入れると追加されます。本来ならば、 このチェックを外せばこれらの項目は自動的に削除されるべきなのですが、 Susie にバグがあって削除されないようです。

これらのメニュー項目を削除するには、以下の手順従ってください。

Susie をアンインストール（削除）したいと思うのですが、 関連づけの解除がどうしてもできません。関連づけの設定ダイアログでは、 すべての関連づけが解除されているように表示されるのですが、 右クリックメニューなどには相変わらず Susie の項目が残っています。 どうすれば完全に関連づけを解除できますか？。

Susie は、その基本設計ができあがってから10年以上が経過していて、 今となってはもっとも古くからある Windows ソフトの一つになっていますから、 その設計の古さからくる（と思われる）不都合が多く起こるようになってきました。 当FAQ集でもいくつも取り上げている関連づけ周辺の不都合がその代表的なもので、 特に Windows XP で動作させた場合にその不都合が顕著に現れます。

本来であれば、Susie の関連づけの設定ダイアログで、 特定の拡張子がハイライト（選択）されていれば関連づけがされていて、 そうでなければ関連づけが解除されている、ということなのですが、 実際の関連づけの状態がダイアログの表示に正しく反映されなかったり、 関連づけの操作はできてもその解除ができなかったりします。

これを解決するには、今のところ、 以下のようなレジストリファイルに頼るしかありません。 ただ、この方法も万能ではありません。以下に挙げるレジストリファイルは、 Susie に関連づけされていそうな拡張子の関連づけを、 関連づけ先が Susie かどうかに関係なく強制的に（無条件に）解除するだけのもので、 Susie に関連づけする以前の関連づけ状態を完全に復元するわけではありませんし、 Susie 以外のソフトへの関連づけ状態も同時に解除されることもあり得ます。 そのような場合は、再度、関連づけの再設定を行なってください。

このように、Susie の関連づけ機能は不都合（トラブル）が多いので、 あなたがもし Windows の機能・操作を熟知しているのならば、 Susie の関連づけ機能は使わずに、面倒でも Windows エクスプローラの 「フォルダオプション」で関連づけを行なった方がいいでしょう。

.JPG や .BMP、.GIF、.AVI を Susie に関連づけをしました。 でも、後になって関連づけを解除したら、アイコンが変わってしまい、 ダブルクリックしても Susie を関連づけする以前に起動していたソフトが起動しません。 どうしたらいいでしょう？

.JPG や .BMP、.GIF を Susie に関連づけをしました。 でも、後になって関連づけを解除したら、Windows 98 （もしくは IE4 の統合デスクトップ）での「プレビュー表示」 ができなくなってしまいました。元に戻すにはどうしたらいいでしょう？

.ICO (アイコン) や .CUR (カーソル) を Susie で表示できる Plug-in を入手しました。それで .ICO や .CUR を Susie に関連づけしたら、 すべて同じアイコンが表示されるようになってしまいました。 Susie の関連づけを解除しても元に戻りません。どうしたらいいでしょうか？

Susie の関連づけ機能を利用する場合は、必ず留意しておくべき事項があります。 それは、既に他のソフトに関連づけられているファイルタイプ（.ICO や .CUR を含む） を Susie に関連づけした場合（つまり、関連づけ先を Susie に変更した場合）は、 後になって Susie への関連づけを解除しても、 以前の関連づけ状態が元通りに復元されるわけではない、ということです。 ただ単に、そのファイルタイプの関連づけ登録情報が削除されるだけです。 したがって、Susie への関連づけを解除すると、 そのファイルタイプはどのソフトにも関連づけられていない状態になります。 この時、Windows エクスプローラの「プレビュー表示」 のための登録情報も同時に削除されてしまうので、 プレビュー表示もできなくなります。

関連づけを以前の状態に復元したい場合は、 何らかの手段で関連づけを再設定する必要があります。 JPG や BMP などの Windows 標準ファイルタイプについては、 以下の手順に従って作業をすれば、 （Windows エクスプローラのプレビュー表示も含めて）元に戻すことができます。 それ以外の Windows 非標準ファイルタイプについては、 以前にそのファイルタイプを関連づけていたソフトの方で、 関連づけの再設定を行なってください。

Susie に附属のマニュアルを読んで、Susie Plug-in をインストールしました。 でも、表示可能なファイル形式が増えません。なぜなのでしょう？

Susie の「設定」→「関連づけ」の所で、 関連づけようと思う拡張子が一覧に表示されません。 その拡張子に対応した Susie Plug-in はインストールされています。 どこがおかしいんでしょう？

このような場合はほとんど、その Plug-in （の存在）を Susie が認識していません。ですが、 その原因はインストールの際の単純なミスのことが多いのです。 以下の項目をチェックしてみてください。

なお、どんな Plug-in が Susie に認識されているのかどうかは、 Susie の「ヘルプ(H)」→「about Susie...」で表示される About Susie ダイアログで知ることができます。

1. もし、Susie が起動されている時にプラグインをインストールした場合は、 必ず Susie を一度終了して再度起動しなおしてください。 再度起動しなおさない限り、新しくインストールされたプラグインを Susie が検知しません。

   Susie の場合に限らず、一般論として、 あるソフトに新しいコンポーネントやプラグインを追加インストールする場合は、 必ずそのソフトを終了させてから行なうもの、と覚えておいてください。

2. プラグインファイル（ .spi という名前を持つファイル群）は、 必ず Susie 本体と同じフォルダに入れてください。 （下の画像を参照）

   これは、Lhasa などの解凍ソフトを使っている方に特に多いミスです。 解凍ソフトが自動作成したフォルダをそのまま Susie のフォルダに入れても、 Susie はプラグインを検知できません。そのフォルダの中身を、 Susie と同じフォルダに入れてください。

   

Susie を起動すると、Susie のロゴが出てすぐに 「Runtime error 226 at 00000590」というようなエラーがでて、 Susieを起動できません。どうしたらいいでしょう？

60〜80個以上の Plug-in がインストールされているのではないでしょうか？。 もしそうなら、インストールされている Plug-in の数を減らしてみてください。 Plug-in にも依りますが、 おおむね 50個以下にすればこのエラーは出なくなると思います。

ちなみに、このエラーは TLS（スレッド ローカル格納領域） と呼ばれる記憶領域が足りなくなったときに起こるものです。 TLS は、（搭載されているメモリの量とは関係なく） 一つのプロセスで使える数に上限があり、TLS を使う Plug-in をたくさんインストールすると Susie が起動されたときに TLS が使い尽くされてしまってこのエラーが出ます （TLS を使わずに動作する Plug-in もあります）。

WWW ブラウザや他の画像表示／編集ソフトでは正常に表示されるのに、 Susie では正常に表示されない JPEG ファイルがあります。 画像が異常に細長く表示され、まるで一本の縦長の線のようになってしまいます。 JPEG Plug-in は、たけちん さんの純正版を使っています。 何故なのでしょうか？。良い対処法はないのでしょうか？

これは、Susie 側の不都合ではなく、 その JPEG ファイルに不適切なアスペクト比情報（例えば 72:1 など） が書き込まれていることによるものです。

Susie では、画素のアスペクト比が 1:1 でない画像ファイルを読み込んだ場合、 自動的に画像の縦横比を補正して表示するようになっています。 ところが、他の大部分の画像表示／編集ソフトでは、 JPEG ファイル中のアスペクト比情報を無視し、 画像の縦横比の補正も行なっていません。 このため、Susie 以外の大部分のソフトでは、 このような異常なアスペクト比情報を持つ JPEG ファイルでも正常に表示されます。

対処法ですが、 原因はその JPEG ファイルを作成したソフトの不都合にあるのですから、 根本的にはそのソフトメーカーに報告して ソフトの不都合を修正してもらうしか方法はありません。 Susie 掲示板 での報告では、このような不都合があるソフトとして、 Painter 5.5 や Photo Crew V1.0 などの名前が挙がっていました。

そのような異常なアスペクト比情報を持つ JPEG ファイルを何とか正常に表示したい、 というのであれば、 拙作の SIMD Enhanced JPEG Plug-in を使ってみてください。この JPEG Plug-in は、 JPEG ファイル中のアスペクト比情報を無視することができるようになっています。

画像ファイルを LZH ファイルに圧縮した後、 LZH ファイルの内容をカタログ表示しようとすると、 白いファイルアイコンとファイル名が表示されるだけで、 画像のサムネイル表示ができません。また、そのカタログから画像を開こうとしても 「未知の形式」というエラーが出て、開くことができません。 圧縮する前の画像ファイルは正常にサムネイルが表示され、開くことができます。 何故なのでしょう？。また、良い解決法はないのでしょうか？

その画像ファイルを LZH ファイルに圧縮する時に、 -lh7- 圧縮法で圧縮しませんでしたか？。 Susie の LZH ファイル用プラグイン (LHASAD.SPI) は -lh7- 圧縮法には未対応のため、 -lh7- 圧縮法で圧縮されたファイルを表示しようとすると、 このような現象が起きます。

どういう種類の圧縮法が使われているかを Susie を使って確認するには、 「設定」→「カタログ」の所で「書庫をカタログ形式で開く」 を OFF にしてから LZH ファイルを開きます。すると、 ファイル名やファイルサイズと共に圧縮法が表示されます。

解決法としては、-lh7- 以外の圧縮法(-lh6-, -lh5-)を使うか、 -lh7- 圧縮法に対応した LZH ファイル用プラグインを使うか、 のどちらかの方法を採るしかありません。 LZH ファイルで -lh7- 以外の圧縮法を使う方法については、 使っている圧縮ソフトのマニュアルを参照してください。

-lh7- 圧縮法に対応したプラグインとしては、以下のものがあります。

• AmLzh.spi - wai-emu の ほ〜むぺ〜じ
• Common Archive Extract Library (cael) - ＮＡＳさんの開発室

AmLzh.spi は、 LHASAD.SPI と直接置き換え可能な -lh7- 対応の LZH ファイル用プラグインです。 一方 Common Archive Extract Library (cael) は、 統合アーカイバプロジェクト の アーカイバ DLL （Unlha32.dll など） を利用して動作するプラグインで、 LZH ファイル以外のアーカイブファイルも扱うことができます。どちらも、 Web ページの注意書きや添付マニュアルをよく読んでインストールしてください。

最後に、 そもそも LZH ファイルにおける -lh7- 圧縮法は正式に採用されたわけではなく、 現状では Unlha32.dll などで試験的に採用されているだけであることを覚えておいてください。 LHASAD.SPI のように、ファイルの解凍を（Unlha32.dll に頼らずに） 単独で行うソフトの場合は、-lh7- 圧縮法には未対応であるものがほとんどです。

インストールされているプラグインを削除しようとしたり上書きしようとしたりしても、 このファイルは使用中であるという内容のエラーメッセージが出て、 削除／上書きができません。Susie は終了されていて、起動されていません。 なぜなのでしょう？。どうすれば、プラグインの削除／上書きができるのでしょうか？

そのエラーメッセージが言うとおり、プラグインファイルは使用中のとき、 もう少し詳しく言うと、 プラグインを使用するソフトによってメモリ中にロードされている（読み込まれている） ときには、削除や上書き（ファイルの更新）ができません。こういうときは、 プラグインを使用しているソフト（使用している可能性があるソフト） が他に起動されていないかどうかを調べてください。そして、 起動されている場合は終了させてみてください。 タスクトレイの中の常駐ソフトも要注意です。

この時、以外に盲点となるのが シェル・エクステンション・ソフト （例えば、エクスプローラの右クリックメニューなどに機能追加するようなもの） です。この種のソフトは、Windows が起動すると同時に起動され、 Windows が終了するまで起動されたままになっています。そして、 アンインストールしない限り、 そのソフトだけを終了させることは不可能であるものがほとんどです。

プラグインを使用するソフトの中には、 画像を読み込むときだけ一時的にプラグインをロードし、 画像の読み込みが終わるとすぐにプラグインをアンロード（解放）するものもあります。 こういう仕組みで動くソフトの場合は、（画像の読み込み中でない限り） 起動中でもプラグインファイルの削除／上書き（更新）が可能です。 プラグインファイルの削除／上書きを不可能にしているのは、ソフトが起動されている間 ずっとプラグインをメモリ中にロードしたままにしているソフトなのです。

何故だかわかりませんが、Susie のツールバーをクリックしたときに出る プルダウンメニューがまったく出てこなくなりました。たいへん困っています。 元に戻すにはどうしたらいいでしょうか？

Susie の「設定」→「ツールバー」の所にある「プルダウン遅延」 の数値がとんでもなく大きな値になっていないかどうか、 あるいは反対に 0 になっていないかどうかを確認してみてください。 ちなみに、ここの数値の初期値（インストール直後の設定値）は 350 です。

ここの数値を 0 にすると、（大方の予想に反して） いくらボタンを押し続けてもまったくメニューが出てこなくなります(^^;。

「そんなことを言ったって、メニューがまったく出ないんだから、 設定ダイアログだって表示できないんじゃないの？」という方は、 Susie ツールバーのボタンのない部分（青い部分）を右クリックしてみてください。 ちゃんとメニューが現れます(^_^)。

Windows エクスプローラの「表示」→「フォルダオプション」の所で、 手動で Susie への関連づけを行ないました。 でも、フルパス名に半角スペースを含むファイル （例えば C:\My Documents\image.jpg など）を開こうとしても、 なぜかうまく開けません。どこがいけないのでしょうか？

エクスプローラの関連づけ設定で、 「アクションを実行するアプリケーション」の欄に、

"C:\Program Files\SUSIE\Susie.exe" "%1"

というように、最後に "%1" を（引用符も含めて）追加してみてください。 ちなみにこれは Susie に限らず他のソフトの場合でも有効な方法です。

なお、Susie に限った場合は、 「DDE を使用する」にチェックを入れて、以下のように設定すると、 特に Susie が既に起動されている時に画像が開くのが早くなります。