ソフトウェア・ライブラリ(移植ソフト)


 ここでは主に、他の方が作られたソフトの Windows 移植版を公開しています。


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Independent JPEG Group's free JPEG software version 6b (Win32 版)

 この Independent JPEG Group's free JPEG software は、 コマンドラインから JPEG の圧縮/展開を行なうソフトの古典的存在のものです。 本家の Independent JPEG Group のサイトでは、 このソフトの MS-DOS 版DJGPP 版(32bit DOS版) が以前から公式にリリースされていますが、Win32 版 は公式には公開されていません。 私は以前から、自分で Win32 版 を製作して自分だけで使っていましたが、 このソフトの 日本語訳マニュアル を書いたついでに公開してみることにしました。

 このアーカイブには5つの実行ファイルが収められています。 cjpeg は JPEG の圧縮を、djpeg は JPEG の展開を、それぞれ行ないます。 jpegtran は JPEG ファイルに対して各種の変換/変形などを行なうもので、 最近流行の「JPEG ロスレス変換(変形)」機能を持つソフトの元祖です。 rdjpgcom / wrjpgcom は、 JPEG ファイルに埋め込まれたコメントテキストの操作を行ないます。

 この Win32 版(および 公式 MS-DOS 版/DJGPP 版)の cjpeg/djpeg は、 各種の UNIX 系 OS で使われているものとは使い方が若干異なります。 UNIX 版は、基本的に一度に一つのファイルしか扱えませんが、 これらの DOS/Windows 版はワイルドカードでの複数ファイル変換を独自で (シェルの機能を使わずに)行なえるようになっています。

 この Win32 版とオリジナル公式版との違いは、djpeg での無指定時の出力形式が BMP に変更されていることと、(Unisys LZW 特許の期限切れに伴い) GIF 形式の読み込み/書き出しが再びサポートされていることだけです。 高速化改造などは施されていません。日本語版と英語版の違いは、 プログラムが出力する一部のメッセージが日本語化されていることと、 独自の日本語訳マニュアル(テキスト版 / HTML版)が付属していることだけです。 プログラム自体はすべて Microsoft Visual C++ 6.0 SP6 でコンパイルされています。 日本語化されたソースコード(変更されたファイルのみ) もダウンロードできます。

 このソフトウェアは「フリーソフトウェア」です。 使用・配布条件については、オリジナルの公式版に準じます(原則的に自由です)。 詳細については、同梱の readme.w32 (英文)をご覧ください。

 2004/02/25 修正版 の変更点: cjpeg/djpeg で、 ワイルドカードによるファイル指定ができなかったバグを修正しました。 チェックしていませんでした<(__)>。

 2004/06/29 版 の変更点: Windows 2000/XP 以外の Windows では、 バージョンチェックに引っかかって全く動かなかったバグを修正しました<(__)>。 また、かの Unisys LZW 特許の期限切れに伴い、 GIF 形式の読み込み/書き出しが再びサポートされています。 (マニュアルには、GIF は扱えないという解説がまだ残っていますが、 実際にはちゃんとサポートされています。)


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